No.1 ガチ勢が増えて今日会いやすくなったペアーズ
トシさん(33歳・男性・東京都・システムエンジニア)から寄せられた、ペアーズに増えているガチ勢の女性と焼肉デートからの自宅デートを楽しんだ体験談です。
コロナ禍でガチ勢が増えている
コロナ禍で自粛ムードが続くなか、出会いを求める男女は逆に増えているそうだ。
むしろ、「ガチ勢」と呼ばれる、本気の恋愛、結婚を求める人の割合は増えているようで、コロナ禍の社会不安をきっかけに真剣にパートナーの必要性と向き合う人が増えていることが分かる。
そんな傾向は、久しぶりにペアーズを覗いて見ると明らかだった。
かつてペアーズと言えば出会いアプリの進化版のように有名で、真剣な出会いというよりも、一夜限りの割り切った交際を求める男女の出会いの場だったものだ。
それが、今ではいわゆる婚活アプリの様相を呈して、真剣に恋人を探す男女の出会いの場へと変容を遂げている。
もちろん、男女の出会いの場なので、ヤリ目の人がまったくいないとは言いきれない。
しかし、ガチの出会いを求めている人、その中でも、特に「今日会える人」「今夜飲みに行ける人」という、比較的、気軽なデートを好む人が多い傾向なのが、昨今のペアーズと言える。
ガチ勢に多いマッチングアプリ疲れ
コロナ禍で出会いを求めるガチ勢に多いのが、マッチングアプリ疲れだ。
確かに、マッチングアプリに出会いを求めるガチ勢が増えているのは事実と言える。
今まで、「出会い系」というイメージが強かったネット上での出会いだが、コロナ禍においてリアルの場での対面の出会いがまったくなくなってしまったことから、ネットの出会いが唯一のきっかけとなってしまったからだ。
特に、年齢を重ねるほど、タイムリミットを意識するようになるせいか、出会いに焦りすら感じることも多いという。
しかし、だからといって、マッチングアプリに登録してみたところで、あまりにも選択肢が多いことから、逆に好みの異性を選べないという悩みも深刻なのだそうだ。
時間をかけてメッセージのやりとりをしても、結局その相手と結ばれるかどうかは別問題で、活動が長引くほど、恋活、婚活そのものに疲れてしまうという。
だから、今日会える気軽なデートが求められているだと思う。
気軽なデートなら今日会える
昔からある出会い系サイトと比較して、ペアーズには「今日会える」という募集が多い。
今どこどこにいるという、具体的な場所を指定して、「今夜飲みに行ける人」を募集している人がよく目に付く。
例えば、今回知り合った女性も、そんな「今日会える人」を探していた女性の一人だ。
その彼女は大学生で、就活の真っ最中。
しかし、大学はオンライン化され、友達との交流も絶たれてしまって、孤独に耐えられなかったという。
特に彼女の場合、地方から上京して東京で一人暮らしをしているため、週に2、3回のアルバイト以外は、ほとんど外出しない日々が約1年も続いていたのだとか。
そんな彼女も、マッチングアプリ疲れを感じていた一人だ。
もちろん、真剣な恋人を求めているのも確かだが、毎日毎日、大勢の男性と同時進行でメッセージをやりとりし、たった一人の運命の人を見つける作業に、モチベーションを失っていたという。
最終的に、彼女に一番必要だったものは、「話し相手」だったのだ。
正確には、彼女と直接会ったのは「当日」ではなく「翌日」ではあるのだが、ペアーズに募集を出していた彼女と、都内のとある焼肉店でランチをするのも難しいものではなかった。
聞けば、あまりにも気が滅入ってしまって、精神科のあるクリニックに通院を始めたという。
今日会ったばかりの女性との会話としては、ちょっと重たいデートになってしまったが、出来る限りのアドバイスをしながら、焼肉デートを楽しんだ。
彼女は特別なケースではなく、ペアーズにはこうした「今日会いたい」というメッセージが多い。
コロナ禍で真剣なパートナーを求める男女が増え、やがてマッチングアプリ疲れを感じ、気軽なデート相手に落ち着いていく傾向は、今後増えていくかもしれない。
ちなみに、その女性を自宅方面まで丁寧に送り届けようとしたところ、「もしよかったら」ということで自宅に上げてもらい、そのまま自宅デートを楽しんだことも付け加えておこう。
ご投稿ありがとうございます。
確かに、アプリで出会いを求めるガチ勢が増えているのは、事実ですよね。
今まで、ネット上の出会いを敬遠していた女性層が、いよいよタイムリミットを感じ、偶然の出会い、運命の出会いを待っている余裕がなくなってきているのだと思います。
事実、偶然の出会いや運命の出会いなんて、このコロナ禍では期待できません。
自分から行動しなければ、出会いのきっかけなど見つからないのですよね。
一方で、ペアーズに代表される老舗アプリには、「今日会える女性」が多いのもまた事実です。
ゆっくりと時間をかけて、運命の人を選びたいというガチ勢が多い一方で、そんな活動に疲れてしまって、むしろ話し相手が欲しいという需要が高まっているのですね。
いきなり真剣交際をスタートするよりも、まずは気軽にデートをして、気が合えばそのまま深い交際に入っていくという傾向は、今後ますます高まっていくはずです。