No.2 初デートで家に誘えるコロナ禍の出会いのリアル

石井さん（30歳・男性・東京都・フリーランサー）から寄せられた、タップルで知り合った妹系の女の子と初デートで一つに結ばれた体験談です。

ガチ勢が増えているマッチングアプリ

コロナ禍で人との繋がりが絶たれたことから、恋人欲しさが倍増し、マッチングアプリを始めるガチ勢が増えているそうです。

事実、わたしが愛用しているタップルというアプリも、明らかに以前よりも女性会員が増えているのは間違いありません。

もともと、ほかのアプリと比較して、タップルは本気度の高い女性が多い傾向にありました。

恋人を作る目的というよりも、結婚相手や再婚相手を求める女性が多いのが、タップルを選んだ理由でした。

そんな中、コロナによって人との繋がりを求める女性がさらに増えたことから、マッチングアプリはガチ勢で溢れています。

確実に、真面目な出会いを求めるなら、ネットにそれを求めるのが今後の出会いの主流になっていくはずです。

そんなタップルで見つけたのが、「今日会える人」を募集している、こちらの女性でした。

夜行バスで来てくれたツンデレの彼女

そもそも、わたしが最初にタップルを始めたのは、「今日会える女性」「今夜飲みに行ける女性」を探すことが目的でした。

「ヤリ目」と言われるかもしれませんが、純粋に気軽なデートを楽しむ異性の友達を作って、その中によい人がいれば、真剣な交際に発展していけばいいと考えていたからです。

以前なら、出会いを求める既婚女性の人妻さんがいたり、お小遣いを見返りに求めるパパ活女性がいる心配もありました。

しかし、ガチ勢が増えている今、サクラや業者を心配する必要はありません。

事実、そこで知り合った今回の女性も、真剣な出会いを求める一人でしたから。

妹ほど年の離れた、年下のその女性は、大学を卒業して間もない社会人で、就職した途端にリモートワークに入ってしまい、友達はおろか同僚ともほとんど顔を合わせることがないそうです。

家族と同居している彼女は、最低限の会話はあるものの、社会とは分断された生活に病んでしまいそうだったと言います。

アプリで出会ってからのメッセージのやりとりの中で、「メンヘラかな？」と思う節はありましたが、あまり深く考えずにフィーリングが合ったのでまずはデートに誘ってみたのです。

数回しかメッセージのやりとりをしていないにも関わらず、デートをOKしてくれた点から見ても、やはりじっくり時間をかけて相性の合う相手を探すというよりも、まずは会ってフィーリングを確かめたいという、カジュアルな出会いを求める女性が多いということの証明と言えます。

コロナ禍の出会いは、「旧交を温めるとき」と言われていますよね。

つまり、まったく新しい出会いを探すというよりも、こういう時こそ、地元の友達のような、古い繋がりを見直してみようという考え方です。

事実、東京に暮らすわたしの場合も、地元である山梨県まで検索範囲を広げたところで、容姿も性格も好みのその女性を見つけたのです。

地元が一緒ということもあり、わざわざ夜行バスを予約して、すぐに会いに来てくれました。

ツンデレな性格が見て取れましたが、それも含めてわたしの好みにぴったりの子でした。

コロナ禍なら初デートで家もあり

普通、初デートで自宅に誘うことはできません。

初対面で自宅について来てくれる女性なんていません。

しかし、今は違います。

どこのレストランも時短営業となり、ゆっくり夕食を取ることもままならない今、自宅に誘うことはむしろ普通で、一番安全な手段なんです。

行くところがないからこそ、一人暮らしの男性の家に行くことに、抵抗はないんですね。

今回の女性も、わざわざ夜行バスに乗って来てくれたものの、ゆっくり夕食を取る場所もないので、自宅に誘って簡単な手料理を作りました。

そして、その流れで泊まっていくことになったのです。

詳細は省きますが、その流れで大人の深い関係にもなりました。

最初からヤリ目を狙っていた訳ではありませんが、そこは男女が一つのベッドに入れば、結ばれるのも自然な流れと言えます。

コロナ禍で、共感や安心感、人肌の温もりを求め合う今、精神的にも肉体的にも、結ばれて一つになるのが自然な男女の形なのではないでしょうか。